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PB工事とは?PBの特長・PB張りの方法・LGSとの関係を解説
2022年02月15日
内装工事の工程の一つに「PB工事」があります。見積書などを見て「PB工事」が、どのようなものなのか気になったという方もいらっしゃると思います。「PB」とは「プラスターボード(石膏ボード)」のことで、PB工事はPBを張り付ける作業です。PBはLGS(軽量鉄骨)の上に張り付けるため、PB工事を理解するにはLGSについても知る必要があります。
この記事では、PB工事とは何か、PBの特長、LGSとは何か、LGSの耐用年数などについて、分かりやすく解説します。
PB工事とは
「PB工事」とは、PB(プラスターボード)を軽量鉄骨の上に張り付ける工事のことをいいます。軽量鉄骨にPBを張り付けると、それがクロスを張る際の下地になります。内装をきれいに仕上げるには、PB同士を隙間なく張り付けるのはもちろん、境目をパテで埋めることが重要です。こうした丁寧な作業を行うことで、見た目の美しさを確保できるだけでなく、クロスの張り付け後のひび割れトラブルなどを防ぐことができます。
PB(プラスターボード)の特長
PBとは、石膏の芯材の周りを特殊な紙で包んだボードです。水周りに強い「耐水PB」や耐火性能に優れた「強化PB」など、いくつかの種類があるため、用途に応じて使い分けることができます。厚さが12.5mmのものは不燃材、9.5mmのものは準不燃材として認定されています。
PBは、一般的に以下の特長があります。
- 防火性能が高い
- 遮音性能が高い
- 内部に多量の結晶水を含んでいるため、燃えにくい
- 施工性が高く、仕上げの段階でクロス張りと塗装の両方に対応可能
- 耐アレルギー性能が高い
PB張りの方法
ここでは、PB張りの方法をご紹介します。PB張りの方法は、大工さんなどのプロがする場合とDIYの場合とで大きな違いはありません。
下地のサイズを測る
PBを張る段階では、既に下地が組まれています。下地材はPBを張ることを前提に等間隔で組まれていますが、ほとんどの場合はボードがぴったり収まるようなサイズにはなっていません。ボードをカットして調整しなければならない箇所が出てくるため、まずは下地材のサイズを測りましょう。
PBをカットする
PBの下地材のサイズにぴったり収まらない部分をカットします。カットする際には、プロは丸ノコを使う場合が多いですが、カッターナイフでも代用できます。カットしたい箇所に定規を当てて、強めに切り込みを入れるのがポイントです。切り込みを入れた箇所からポキッと折ることができますが、このままの状態では紙が残っているため、最後は紙もしっかり切り落とします。
PBを張る
最後にPBを張り付けます。PB張りにはビスを使用しますが、より強固に固定するには、下地材に木工用ボンドを塗るのが効果的です。まずはカットの必要がない箇所からボードを固定していきます。隙間ができないようにしっかりと押し込み、ボードの間にズレが出ないように注意しつつビス留めを行います。
LGSとは
PBを張り付ける下地材を、「LGS」といいます。「LGS」とは「軽量鉄骨」のことで、「Light Gauge Steel(ライト・ゲージ・スティール)」の略称です。厚さは1.6mm〜4.0mm程度で、天井や壁の下地として使用されます。LGSは、単体では棒状の部材ですが、いくつかの種類があり、ビスや付属品で留めることで複雑な形を作り上げていきます。例えば、壁下地は以下のような部材で構成されます。
- 亜鉛メッキの鋼板をロール成型して、C型の断面形状に加工した縦材(スタッド)
- 床面とスラブ面に取り付ける横材(ランナー)
- 縦材(スタッド)の変形を防ぐためのスペーサー
LGSはボードとクロスで覆われているため、通常は目にする機会はありません。LGSの表面は亜鉛メッキ処理されており、光沢のある銀色をしています。LGSで組まれた天井とその下地は、「軽天井(軽天)」と呼ばれます。また、間仕切りの壁下地として使用される場合の名称は、「軽鉄間仕切り」です。
LGSの耐用年数
LGSの耐用年数についてご紹介します。耐用年数は、厚みによって異なります。おおよそ次の通りです。
LGSの厚み | 耐用年数 |
4mm以上 | 38年ほど |
3 mm~4 mm | 27年ほど |
3 mm以下 | 19年ほど |
LGSの耐用年数は、厚みに依存して決まることがお分かりいただけるかと思います。つまり、薄いものほど耐用年数が短くなるのです。LGSを天井の下地材とする軽天工事では、3 mm以下のものが使用されることが多いため、耐用年数はおおよそ19年程度だと考えられます。
まとめ
以上、PB工事やPBを張り付けるLGSについて解説いたしました。PBは、耐水性能や防火性能などに優れた部材だとお分かりいただけたかと思います。PBを張り付けるLGSについては、厚みによって耐用年数が決まってくるため、施工に使用するLGSの厚みをチェックしておきましょう。
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