東京・埼玉・神奈川の内装仕上げ工事はリバネス｜お役立ちコラム

2022年07月30日

オフィスの床が配線だらけでわずらわしい…。
そんな時におすすめなのが「OAフロア」という解決策です。

OAフロアとは二重になっている床のことで、二枚の床の間にある空間に配線を収納することができます。
OAフロアにすると、配線に引っ掛かって転んだりする心配がなく、オフィス内の見た目もスッキリしたものになります。

この記事では、OAフロアとは何か・OAフロアのメリットとデメリット・OAフロアの施工価格について分かりやすく解説します。

オフィスを床下配線にする方法

オフィスを床下配線にするには、「OAフロアにする」という方法があります。
では、OAフロアとは一体どのようなものなのでしょうか？

OAフロアとは？

「OAフロア」とは、床下に空間を作り、床を二重構造にしたものです。
床下にできた空間に配線を収納し、室内をスッキリさせることができるため、別名「フリーアクセスフロア」ともいわれています。
近年のオフィスビルの中には、OAフロアにすることを前提に設計されているものもあります。

OAフロアと置き床の違い

OAフロアとよく似たものに「置き床」があります。
しかし、この2つは違います。
OAフロアは配線などを床下に収納することを目的として床を二重構造にしたものです。

これに対し、置き床はフローリングの一般的な施工方法のことで、建物の床スラブに設置した支持脚で床パネルを支えて、その上に木材などを使用した化粧床を張ることをいいます。
置き床はマンションに広く採用されていますが、OAフロアとは異なり、配線を床下に収納することを目的としているわけではありません。

OAフロアのメリット

OAフロアを導入すると、次のようなメリットがあります。

転倒する危険が少なくなり安全性が向上する

床の上にLANケーブルなどの配線が出ていると、つまずいて転倒する危険があります。
転倒すると怪我の危険があるほか、配線が抜けると、重要な業務データが損なわれたり、機器に異常が生じたりするおそれもあります。
配線が床下にあるOAフロアでは転倒の危険が少なくなるため、従業員の安全や企業の利益を守ることにつながります。

オフィスの見た目がスッキリする

床が配線だらけだと、とてもわずらわしく、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。
OAフロアにすると、配線が全て床下に隠れるため、オフィスの見た目がスッキリしたものになります。

レイアウトの変更が容易になる

室内のレイアウトの変更が容易になります。
床の上に邪魔な配線がないため、機器や家具の選定や配置の自由度が増し、デザイン性を重視したオフィス作りが可能になります。
例えば、床下にある配線の出口を変えられるため、パソコンの置き場所を変えるのが容易です。

掃除がしやすい

床の上に配線がないため、掃除がしやすいです。
小まめに掃除機をかけられるため、ゴミやホコリがたまりにくくなります。

OAフロアのデメリット

OAフロアにはいくつかのデメリットが存在します。
それは以下のようなものです。

工事費用がかかる

工事費用がかかることがデメリットの一つです。
費用は材料費と作業費に分かれますが、オフィスが広くなるほど費用が高くなります。
OAフロアの土台となる床がしっかりしてない場合は、床そのものの工事費用も加算されます。

空間が少し狭くなる

床が二重になる分、床の高さが底上げされるため、空間が少し狭くなります。
本来の天井高がある程度あれば特に問題はないですが、天井が低い場合は、床が5センチメートルほど上がっただけで圧迫感が生じるかもしれません。
また、ギリギリの高さで入っている機器や家具は、床が底上げされることで入らなくなる可能性があるため、施工前に確認することが大切です。

工事の手間がかかる

床を工事するにあたり、オフィス内にあるものを一旦外に運び出す必要があります。
運搬作業中には仕事ができなくなるため、業務に支障が出ないように施工スケジュールを立てなければなりません。
オフィスが小さければ1～2日ほどで完了しますが、大きいオフィスの場合はそれ以上の日数がかかる可能性があります。
ゴールデンウィークなどの長期休暇を上手く利用して、計画的に進めるとよいでしょう。

OAフロアの施工価格

OAフロア工事の施工価格は、一般的に１㎡単位で単価が表示されます。
さらに、仕上げ材（タイルカーペット）を含む場合と含まない場合で価格が異なります。

仕上げ材を含む場合・・・１㎡あたり6,500円～1万6,000円ほど
仕上げ材を含まない場合・・・１㎡あたり4,200円～1万3,700円ほど

まとめ

以上、オフィスを床下配線にするOAフロアについて解説いたしました。

配線が床上に露出していると、配線につまずいて転倒する危険があります。
転倒すると、怪我の危険があるのはもちろん、配線が抜けて業務上の重要なデータが損なわれたり、機器類が壊れたりする可能性があります。
こうした危険を回避し、安全で快適なオフィスを作るためには、OAフロアは有効な選択肢になるでしょう。

OAフロア工事を行うには、確かな実績と高い技術力を持つ業者に依頼することが重要です。

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