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梁見せ天井の【メリットとデメリット】費用相場と注意点について

2022年09月25日

梁を隠さない「梁見せ天井」は、日本家屋に用いられた伝統的な技術の一つです。近年では洋室にも使われることがあり、開放感を出し、趣深い部屋にできるなどのメリットがあります。

一方で、梁見せ天井にした場合のデメリットや費用相場について気になる方もいるでしょう。

この記事では、梁見せ天井の特徴やメリットとデメリット、工事における費用相場や注意点について分かりやすく解説します。
梁見せ天井を検討されている方は、自身の住まいにふさわしいか見極めるための参考になさってください。

梁見せ天井の【メリットとデメリット】費用相場と注意点について

梁見せ天井とは?

「梁見せ天井」とは、梁(はり)をあえて隠さずに、部屋のデザインとして取り込んだ天井のことです。
そもそも「梁」とは何でしょうか?
梁とは、建物の水平方向にかけられた部材のことで、「柱を固定する」「屋根や床の重量を支える」「地震時の揺れに抵抗する」など重要な役割を担っています。

配置や役割によって名称が異なり、床梁・小屋梁・敷梁・つなぎ梁・火打ち梁などさまざまな種類があります。
梁に使われる材料としては、木造の場合ベイマツ・アカマツ・杉などが一般的です。

梁見せ天井のメリット

梁見せ天井にすると、次のようなメリットがあります。

開放感がアップする

梁を隠す天井材がないため天井位置が高くなり、部屋全体の開放感が大幅にアップします。
リビングなど天井の面積が大きい部屋ほど、梁見せにした場合の開放感が大きくなります。
床面積を変えることなく部屋を広く見せられるため、「間取りが狭いけど、部屋を広く見せたい」という方におすすめの方法です。

おしゃれ度が高まる

「梁見せ」という要素をインテリアに組み込むことで、部屋のおしゃれ度を高めることができます。
梁にクロス(壁紙)や塗装を施して自分好みにアレンジしたり、梁に照明器具を取り付けたりすれば、部屋のおしゃれ度が一気に上がります。

経年による変化を楽しめる

木は日光の照射や乾燥などにより、時間が経つにつれて徐々に色が変化していきます。
梁は最初明るい色をしていますが、経年により濃い色に変わっていきます。
これは必ずしも「経年劣化」ということではなく、木に独特の味が出て、新築時にはなかった美しさが表れたということなのです。

また、日中は自然光に照らされ、夜は暖色系の柔らかい照明に照らされるといったように、1日の中でも変化を楽しむことができます。
時間の流れの中で変化を楽しめることが、梁見せ天井の大きな魅力です。

梁見せ天井のデメリット

梁見せ天井にはデメリットも存在します。
次のようなものです。

掃除するのが大変

梁は、上部にホコリが溜まりやすく、高い位置にあるため掃除するのが大変です。
脚立や長いモップなどを使用して掃除しなければなりません。

梁の掃除には、3~5メートルほど伸びる高所用モップを使うのがおすすめです。
ただし、梁が天井にくっついているタイプの梁見せ天井の場合は、ホコリが溜まらないため掃除の必要はありません。

照明器具の設置にひと工夫必要

梁見せのために吹き抜けにした場合は、照明器具の設置にひと工夫必要です。
天井が高くなっている分、シーリングライトなどの通常の照明器具では明るさが足りないためです。
吹き抜けでは、天井から吊るすペンダントライトや壁に取り付けるブラケットライトを採用するとよいでしょう。
特にペンダントライトはデザイン性が高いため、インテリアとしてもおすすめです。

冷暖房の効率が悪くなる

天井が高くなり部屋の空気体積が増加するため、冷暖房の効率が悪くなります。
天井付近に空気が溜まってしまう場合があるため、対策として天井にシーリングファンを設置するのがおすすめです。
シーリングファンの回転により部屋の空気を均一に保つことができるほか、冷暖房が効くまでの時間が短縮されるため電気代の節約にもつながります。

梁見せ天井にする工事の費用相場

梁見せ天井にする工事にかかる費用をご紹介します。
天井の広さにもよりますが、100㎡ほどの天井の場合は、180万~230万円ほどになります。
建物の構造部分の梁を使用する場合は費用が大きくかさむことはありませんが、新たに化粧梁を設置する場合は、梁の材質や太さによっては費用が大きくなることがあるため注意が必要です。

リフォームで化粧梁を設置する場合は、15万~30万円ほどかかります。

梁見せ天井にする場合の注意点

最後に、梁見せ天井にする場合の注意点をご紹介します。

掃除の方法を考えておく

梁の上部にホコリが溜まりやすいため、掃除方法を事前に考えておきましょう。
高所用のモップを購入するのがおすすめです。

照明器具の設置を工夫する

梁見せ天井では吹き抜けになるため、照明器具の設置方法を工夫する必要があります。
天井が高くなっても、室内が十分明るくなるように工夫しましょう。
室内の明るさを確保するには、「天井からペンダントライトを吊り下げる」「壁にブラケットライトを掛ける」などの対策があります。

まとめ

梁見せ天井について解説しました。

梁見せ天井は、部屋を開放的にさせるほか、インテリアに組み込めば部屋のおしゃれ度を大きく高めることができます。
その一方で、「掃除が大変」「照明器具の設置に工夫が必要」などのデメリットもあります。
梁見せ天井にする場合は、掃除の仕方や照明器具の設置方法などを事前に考えた上で、工事を行うことが大切です。

梁見せ天井にする工事は、確かな実績と高い技術力を持つ業者に依頼しましょう。

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