東京・埼玉・神奈川の内装仕上げ工事はリバネス｜お役立ちコラム

2023年03月30日

本記事を読んでいる方の中には、柿渋を塗料として使用するべきか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、柿渋塗装を使用するデメリットとメリットを解説します。
柿渋を塗装として使用するべきかと悩んでいる方は、本記事を参考にしてください。

柿渋塗装の概要

柿渋塗装について理解をするためには、柿渋塗料について把握しなければいけません。
柿渋塗料とは、渋柿を圧縮した果汁の汁を数年間発酵させた赤褐色色の液体です。
柿渋塗料は主に和紙や布、民間薬など幅広く使用されています。
布をオシャレに染色するときにも、使われているのです。

柿渋塗装をすれば物が腐りにくくなったり、虫が寄りにくくなったりするので、さまざまな物を塗装するのに適しています。
本記事で柿渋塗装のデメリットとメリットを把握したうえで、実際に柿渋塗装をする判断をしてください。

柿渋塗装のデメリット

ここでは、柿渋塗装のデメリットを3つ解説します。
柿渋塗装を利用する適切な判断をするためにはメリットだけでなく、デメリットを把握しなければいけません。
ここで解説した内容を参考にし、柿渋塗装を利用する判断材料にしてください。

色は選べない｜茶色以外を好む方には不向き

柿渋塗装のデメリットとして、色が選べない点が挙げられます。
柿渋塗装をすると茶色であったり、こげ茶色であったりと茶色系統の色合いに染まります。
そのため、柿渋塗装は茶色系統の色に染めたくない方にとっては、不向きです。
華やかな色に塗装をしたいのであれば、柿渋塗装以外の手法で塗装をすることをお勧めします。

柿渋塗料は半透明であるため、重ね塗りをすれば濃い茶色を表現できます。
茶色系統でない家具に柿渋塗装をしてみたら一風違うインテリアになって、より楽しめるかもしれません。
家具をより濃い色に塗装したい場合は、柿渋塗装を利用するとよいでしょう。

時間がかかる｜素早く塗装したい方に不向き

柿渋塗装をすると時間がかかってしまうので、素早く塗装したい方には不向きです。
そもそも柿渋塗料を自力で作ろうとすると、渋柿を圧縮して汁を絞り出したうえに、その汁を数年間放置し続けなければいけません。

加えて、柿渋塗料はなかなか乾きにくい性質があります。
柿渋塗装をした家具を普通に使うには、塗装してからかなりの時間を要するためすぐ家具を使用したい方には向かないでしょう。

水に弱い｜屋外での使用はNG

柿渋塗装は水に弱い性質があるので、極力屋外で使用しないように心がけましょう。
塗装した家具は、屋外での使用には向かないため、原則室内での使用に限ります。

柿渋塗装をした家具を屋外で使用し続けると、耐久年数が短くなってすぐに色落ちする可能性が高くなります。
屋外使用する家具には、別の塗料を使用することをおすすめします。

柿渋塗装のメリット

ここでは、柿渋塗装のメリットを3つ解説します。

柿渋塗装にはさまざまなメリットがあるため、多くの方々に愛用されています。
柿渋塗装を利用すれば家具がよりオシャレになったり、消臭効果が期待できたりする可能性もあるでしょう。

ここで解説した内容を参考にし、柿渋塗装を利用してください。

環境負荷が少ない｜有害物質の心配が少ない

柿渋塗装のメリットとして、環境負荷が少ない点が挙げられます。
柿渋塗料は渋柿から得た汁を発酵しており、100%天然物質で作り上げられているため安心して使用できます。

アレルギーやアトピー持ちの方は、有害物質が入っているとアレルギーが発症してしまうかもしれません。
しかし、柿渋塗装の場合は100%の天然物質で作られているため、有害物質の心配が少なく安心して利用できるでしょう。

有害物質の心配がある方は、柿渋塗料の使用を検討してみてください。

消臭効果が期待される｜アンモニアの吸収

柿渋塗料では消臭効果が期待できるので、不快な気持ちにならずに利用できます。
柿渋塗料に含まれている柿渋タンニンには高い殺菌能力があり、アンモニアを中心とした悪い臭いの元となる成分を吸収してくれます。

もし、家具を塗装したあと嫌な臭いが充満していたら、それだけで気分が下がってしまいかねません。
柿渋塗料ならお気に入りの家具を塗装しても、使用しにくくなってしまう悲しい事態を避けられます。

消臭効果で悪い臭いの元をなくし空気を浄化する、柿渋塗料をぜひ試してみませんか？

ナチュラルな仕上がりになる｜自然な色合いに

柿渋塗料を塗ると家具がナチュラルな仕上がりになって、自然な色合いを楽しめます。
なぜなら、柿渋塗料を木材に塗ると表面に膜が張らなくなって、調湿機能を活かすことができるようになるからです。

調湿機能とは、湿度を自由自在に操れる機能です。
この機能があることで、時間の経過とともに木材の美しさをより楽しめるようになります。
柿渋塗装を塗れば、インテリアを眺めるのが毎日の楽しみになるかもしれません。

木材の美しさをインテリアとして楽しみたいのであれば、柿渋塗装を積極的に家具に塗るとよいでしょう。

まとめ

柿渋塗装を使用するメリットとしては、環境負荷が少なかったり、ナチュラルな仕上がりになったりする点が挙げられます。

一方で柿渋塗装には色が選べなかったり、水に弱かったりとデメリットがある点も事実です。
柿渋塗装を使用するか悩んでいる方は、本記事をぜひ参考にしてください。

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