東京・埼玉・神奈川の内装仕上げ工事はリバネス｜お役立ちコラム

2023年04月10日

「軽天工事」は、軽量鉄骨など材料を使って壁や屋根を作る工事です。
軽天工事には、軽くて丈夫であるため建物の負荷を軽減できる利点があります。
耐震性に優れている点も選ばれる大きな理由です。

また、費用が比較的安価で、補助金が受けられるところも魅力です。

今回の記事では、軽天工事の特徴からメリット・デメリットを解説します。
費用相場・補助金についても詳しく紹介するので、軽天工事を検討中の方には必見の内容です。

軽天工事とは？軽量鉄骨などを使用した壁・屋根工事

軽天工事とは、軽量鉄骨などの材料を使用して建物の壁や屋根を作る工事をいいます。
1970年代に導入されたこの工事法は、軽量かつ丈夫であり、耐震性にも優れているため多くの建物に使用されてきました。

また、従来の工事に比べて費用が安く、工期も短縮できる傾向にあります。
そのため、近年では軽天を使用する工事が注目されています。

軽天工事を行う5つのメリット

軽天工事のメリットは以下の5つです。

・鋼材を用いているため耐火性に優れている
・湿気の影響を受けにくく耐久性が高い
・軽量で加工しやすく工期が短縮できる
・原価が抑えられるためコスト削減になる
・材料が再利用でき環境にやさしい

一つずつわかりやすく説明していきます。

1.銅材を用いているため耐火性に優れている

軽天工事に使われる軽量鉄骨は銅材料でできているため、木材よりも耐火性に優れているといえます。
軽天で作られた住宅や店舗は、火災が発生した場合でも燃え広がりにくい特徴があります。

結果的に火災の被害を最小限に抑えられれば、人命救助の一助にもつながるでしょう。
軽天は耐火性の観点からも、今後ますます注目を集めるのは間違いありません。

2.湿気の影響を受けにくく耐久性が高い

湿気に左右されず、耐久性が高い点もメリットです。
使用される材料が、軽量鉄骨などの人工物であるため、木材よりも湿気の影響を受けにくいからです。

軽天で作られた住宅や店舗は、湿気があっても膨張や収縮がないため建物の耐久性が高くなります。

以上のように、軽天は湿気や耐久性の面からも、木材に比べて優れた性質を持っています。

3.軽量で加工しやすく工期も短縮できる

軽天のメリットは、軽量で加工しやすく工期も短縮できる点です。
軽天に使用される銅材は、厚さが1mm程度と非常に薄くなっています。

銅材が薄ければ天井や壁などへの負担も軽減でき、現場での状況に合わせて加工が可能です。
そのため、従来の工事に比べて工期を大幅に短縮できます。

そのため、軽天は十分な強度を保ちながら加工がしやすく、工期も短縮できる点は大きなメリットといえるでしょう。

4.原価が抑えられるためコスト削減になる

軽天を採用すると、材料の大量生産により原価が抑えられるためコスト面で有利です。
軽天に使用される銅材であれば、価格・品質のばらつきは少ない傾向です。
価格の面でも、木材に比べ低価格で調達できます。

軽天工事は原価を抑えてコスト削減を実現できるため、経済的にも利点があるといえるでしょう。

また、工期が短縮されれば人件費を含めたコスト削減も期待できます。

5.材料を再利用でき環境にやさしい

軽天には、環境にやさしいメリットもあります。
なぜなら、軽天の材料である軽量鉄骨はリサイクル可能だからです。

木材の場合は再利用が難しいため、廃材処理の問題が生じます。
軽天工事は再利用可能な材料を使用するので、木材よりも環境対策の面で優れています。

軽天工事のデメリット

軽天工事のデメリットについて紹介していきます。

軽天工事は鉄骨を使うため、木造建築との相性に難があります。
木造建築の場合、不適切な施工が行われてしまうのは要注意です。
建物の構造に悪影響を与える可能性を否定できません。

軽天工事を実施する際は、専門家のアドバイスをもらうようにしましょう。

また、軽天には鉄骨が使われているため、加工すると火花が広範囲に飛び散ります。
そのため、施工現場では火災や事故のリスクも考えられます。

軽天工事を実施する際は、火災にならないよう十分に配慮しましょう。

軽天工事の費用相場を解説

軽天工事の費用相場を表にまとめて説明します。

施工場所	単位	費用相場
壁面	1㎡（平米）	1,000円～1,500円
天井	1㎡（平米）	1,000円～2,000円
間切り	1㎡（平米）	1,500円～2,500円

費用相場については、上記を参考にしてください。
また、軽天工事を業者に依頼するうえで、重要なのは値段だけではありません。
施工完了後に重大な欠陥がないように、しっかりと詳細を相談してから決めるようにしましょう。

軽天工事の補助金・補助金制度

軽天工事は、省エネや耐震などの面から、各自治体からの補助金が受けられる可能性があります。
金額や条件は自治体によって異なりますが、補助金の給付には事前申請が必要です。

軽天工事の補助金を受けるには、以下のような条件があります。

・対象の建物が指定された期間内に完成する
・対象の建物が指定された条件を満たしている
・施工前に補助金の申請手続きを完了する

各自治体によって補助金制度が異なるので注意してください。
事前に各自治体のホームページや、専門の窓口で確認しておきましょう。

まとめ

軽天工事は、耐久性や環境面といった多くのメリットにより、建築現場で数多く採用されています。

従来の建築方法と比較して、コストの削減が見込める点が注目されています。
また、工期の短縮が見込まれる点も魅力の一つといえるでしょう。

現在、軽天工事を検討中の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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